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格安SIMの契約手続きが難しそうで不安な人や、乗り換えても電話番号は変えたくない人が多いです。MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用すれば、格安SIMに乗り換えた後も、同じ電話番号で通話が可能です。
この記事では、格安SIMに乗り換える際の電話番号の扱い方や契約手続きの流れ、注意点について詳しく解説します。最後まで読めば、初心者でも安心して格安SIMに乗り換えられます。
格安SIMに乗り換えた際の電話番号の扱い
格安SIMに乗り換える際の電話番号の扱いは、以下のとおりです。
- 今の電話番号をそのまま使う
- 新しい電話番号を取得する
- データSIMを使う
利用頻度や予算、生活スタイルなどに合わせて最適な選択をしましょう。
» 格安SIMへの乗り換え方を徹底解説!
今の電話番号をそのまま使う
格安SIMに乗り換えても、現在使っている電話番号を引き継げます。電話番号を引き継ぐには、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)サービスを利用します。MNPを利用するために、現在契約している携帯電話会社に連絡し、MNP予約番号を取得してください。
MNP予約番号は、通常15日間有効です。乗り換え先の格安SIM業者に申し込む際に、MNP予約番号を伝えます。注意が必要なのは、必ず音声通話SIMを選択することです。データ通信専用のSIMでは電話番号を引き継げません。
契約手続きが完了すると、新しいSIMカードが届きます。届いたSIMカードを端末に挿入し、必要なAPN設定を行えば、電話番号の引き継ぎは完了です。以前から使っている電話番号を継続して使えるので、知人や取引先に新しい電話番号を知らせる必要がありません。
» MNPとは?メリットと利用する手順、注意点を解説!
新しい電話番号を取得する
新しい電話番号を取得する場合、通常は無料で番号が割り当てられます。新規契約となるため、簡単に新しい番号を入手できます。新しい番号を選ぶ際は、数字の並びや語呂合わせなど、自分にとって記憶しやすい番号を選ぶと覚えやすいです。番号変更後は、以下の作業を忘れずに行いましょう。
- 知人や取引先へ連絡する
- 登録情報を更新する
- 本人確認を再登録する
新しい番号を取得すると、迷惑電話や勧誘電話を減らせます。番号変更後は、古い番号宛のSMSや着信は受け取れなくなるので注意が必要です。大切な連絡を見逃さないよう、事前に周囲へ知らせておきましょう。
データSIMを使う
データSIMのメリットは、月額料金が音声通話SIMより安い点です。データ容量のみを選択できるため、利用スタイルに合った契約ができます。契約時の本人確認も簡単なので、面倒な手続きをしたくない人におすすめです。データSIMには以下の制限があるので、注意しましょう。
- 電話番号が付与されない
- SMSが利用できない
- 緊急通報が利用できない
- 電話番号を利用するサービスが制限される
データSIMは、タブレットやモバイルルーターなど、データ通信専用端末で利用する人に向いています。通話機能が必要な場合は、音声通話SIMを選ぶか、データSIMとIP電話アプリを組み合わせて使用してください。IP電話アプリは緊急通報には対応していないので注意が必要です。
» SIMカードはどれがいい?種類別の特徴や選び方を詳しく解説
格安SIMに電話番号を引き継ぐ方法
格安SIMに電話番号を引き継ぐ方法は、以下とおりです。
- MNP予約番号を取得する
- 乗り換え先の格安SIMに申し込む
- 回線切り替え手続きを行う
手順に沿って正しく手続きすれば、現在の電話番号を格安SIMでも使えます。
MNP予約番号を取得する
現在の電話番号を引き継ぐために、まずはMNP予約番号を取得してください。MNP番号を取得すれば、スムーズに新しいキャリアへ移行できます。MNP予約番号は、以下の手順で取得してください。
- 契約中のキャリアに連絡する
- 本人確認書類を用意する
- 数日以内に、10桁のMNP予約番号が発行される
MNP予約番号の取得は、電話や店頭、オンラインで可能です。MNP予約番号を取得しても、すぐに現在の契約が解約されることはありません。有効期間は通常15日間です。一部のキャリアでは、MNP転出手数料がかかる場合があるので、事前に確認しておきましょう。
» MNP予約番号とは?申込方法から手続き方法まで詳しく解説!
乗り換え先の格安SIMに申し込む
MNP予約番号を取得した後は、乗り換え先の格安SIMに申し込みます。希望する格安SIM事業者を選び、公式サイトで申し込み手続きを進めてください。公式サイトでは以下の情報を入力します。
- 個人情報
- 契約プラン
- 支払い方法
- 取得したMNP予約番号
必要情報を入力したら、運転免許証やパスポートなどの本人確認書類をアップロードしてください。入力した申し込み内容を確認し送信しましょう。申込後に審査が行われ、審査を通過すると自宅までSIMカードが送付されます。乗り換え先によって手順が異なる場合があるので、公式サイトを確認してください。
回線切り替え手続きを行う
SIMカードが届いたら、回線切り替え手続きをしましょう。回線切り替え手続きの手順は、以下のとおりです。
- 古いSIMカードを取り外す
- 新しいSIMカードを挿入する
- 端末を再起動する
- APN設定を確認・変更する
- 通信接続を確認する
手順が完了したら、電話番号が正しく引き継がれているか確認します。必要に応じて、アプリやサービスの再設定も行ってください。旧契約の解約手続きを完了させ、新しい契約内容や料金プランを確認します。不明点があれば、格安SIM事業者のサポートに問い合わせましょう。
» スマートフォンのAPN設定がわからない方必見!
格安SIMで新しく電話番号を取得する流れと注意点
格安SIMで新しく電話番号を取得する流れと、注意点について解説します。格安SIMの契約を検討している人は参考にしてください。
新規契約の流れ
格安SIMを新規契約する流れは、以下のとおりです。
- 希望プランを選択する
- 申し込み手続きを行う
- 本人確認書類を提出する
- 支払い方法を設定する
- SIMカードを受け取る
- APN設定を行う
- SIMカードを挿入する
- 通信テストを行う
スマートフォンの利用状況に合わせて、自分に合った格安SIMプランを選んでください。プランが多いので、比較サイトを活用するのがおすすめです。必要に応じて、専用アプリもインストールしましょう。手順に沿って手続きを行えば、初心者でも安心して申し込めます。
» 格安SIMとは?安い理由とメリット、デメリットを解説!
新規取得時の注意点
格安SIMを新規契約する際には、本人確認書類を準備する必要があります。運転免許証やパスポートなど、有効な身分証明書を用意してください。年齢制限がある場合もあるので、契約前に確認しておきましょう。未成年の場合は保護者の同意が必要です。
本人確認書類以外にも、契約前に以下の内容を確認してください。
- 利用開始までの期間
- 契約期間や解約条件
- 通信速度や通信制限
- 初期費用や事務手数料
- 音声通話やSMS
- サポート体制
- キャンペーンや割引
支払い方法として、クレジットカードが必要な場合があります。クレジットカードを持っていない人は、別の支払い方法があるか確認してください。事前に注意点を確認すれば、初めての人でもトラブルなくスムーズに格安SIMを利用できます。
格安SIMで電話番号を引き継ぐ際の注意点
格安SIMで電話番号を引き継ぐ際は、音声通話SIMを選ぶ必要があります。MNP転出手数料にも注意してください。注意点を守って手続きすれば、スムーズな番号引き継ぎが可能です。
音声通話SIMを選ぶ
電話番号を引き継ぐ際は、音声通話SIMを選んでください。データ通信のみのSIMでは、電話番号を引き継げません。主要な格安SIM事業者は音声通話SIMを提供しています。月額料金は若干高くなりますが、通話機能が必要な場合は必須です。音声通話SIMを選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。
- 通話料金や通話プラン
- 通話品質や通話可能エリア
- 緊急通報対応
- 契約期間や解約金
プランや契約内容を比較すると、自分に合った音声通話SIMを選べます。通話機能付きのSIMを選べば、電話番号を引き継ぎつつ格安SIMを利用できます。
MNP転出手数料を確認する
格安SIMに乗り換える際、MNP転出手数料の確認も重要です。キャリアごとの転出手数料は無料が多いです。
MNP転出手数料と同時に、契約期間中の解約金も確認しておきましょう。契約期間中に乗り換える場合、MNP転出手数料と解約金の両方を支払う必要があります。解約金は契約プランや期間によって異なるため、転出手数料と解約金の総額を計算して乗り換えの判断材料にしましょう。
MNP転出手数料の支払い方法も確認しておくと安心です。口座振替やクレジットカード払いなど、各キャリアによって支払い方法が異なります。MNP予約番号の有効期間内に手続きを完了する必要があるので、余裕を持って準備してください。
格安SIMで電話番号を使用せずに通話する方法
VoIPアプリやWi-Fi通話機能を使えば、格安SIMで電話番号を使わず通話できます。データ通信のみのSIMでも、コストを抑えつつ通話が可能です。
VoIPアプリを使う
VoIPアプリ(※)を使えば、格安SIMで電話番号を使用せずに通話できます。VoIPアプリの使い方は以下のとおりです。
- VoIPアプリのインストール
- 新規アカウント作成
- インターネット接続
- 通話相手の選択
VoIPアプリを使うメリットは、音声通話やビデオ通話を無料で利用できる点です。通話品質はインターネット接続状況に左右されるため、通信環境のいい場所で通話をしてください。有料で固定電話や携帯電話に発信できるアプリもあります。
緊急通報には対応していないため、緊急時は別の方法を使う必要があります。VoIPアプリを使う際は、バックグラウンドでのデータ通信にも気をつけましょう。データ通信量が想定以上に増える可能性があります。
» 通信量の確認方法は?プランの選び方まで詳しく解説!
※ VoIPアプリとは、インターネット回線を利用して音声通話ができるアプリです。
Wi-Fi通話を使う
Wi-Fi通話は、インターネット回線を利用して通話する便利な機能です。Wi-Fi通話には、以下のメリットがあります。
- 電波の届きにくい場所でも通話できる
- 海外でも日本の電話番号を使える
- データ通信量を消費しない
Wi-Fi通話を利用するために、スマートフォンがWi-Fi通話に対応しているか確認しておきましょう。Wi-Fi通話に対応している場合は、設定アプリからWi-Fi通話機能をオンしてください。設定が完了すると、Wi-Fi接続時に自動的にWi-Fi通話が可能になります。
使い方は通常の通話と同じで、特別な操作は必要ありません。通話品質はWi-Fi環境に依存するので、安定したWi-Fi接続が必要です。緊急通報にも対応している機種もあるため、安心して利用できます。
格安SIMの電話番号に関するよくある質問
格安SIMの電話番号に関する疑問をまとめました。格安SIMを検討している人は、参考にしてください。
- 格安SIMでもSMSは使える?
- 格安SIMでかけ放題プランはある?
- ガラケーでも使える格安SIMはある?
格安SIMでもSMSは使える?
格安SIMでもSMSは利用できます。多くの格安SIM事業者から、SMSに対応したプランが出ています。契約する際は、SMS機能付きのSIMプランを選んでください。データ通信専用SIMではSMSを利用できないので、注意しましょう。SMSの料金は一般的に従量制で、以下の料金設定が多いです。
- 国内向けSMS:3〜30円程度/通
- 国際SMS:50〜500円程度/通
格安SIMでSMSを利用するには、SMSに対応した端末も必要です。条件を満たせば、大手キャリアと同様にSMSを使用できます。格安SIMでもSMSを使って2段階認証などのサービスが利用可能なので、セキュリティ面でも安心です。
格安SIMでかけ放題プランはある?
格安SIMでかけ放題プランは存在します。プラン例は、以下のとおりです。
- 10分以内の通話が無料
- 通話オプション(追加料金)
- 完全無制限のかけ放題
大手キャリアと比べると、利用料金が割高な場合が多いです。通話頻度が低い人には、通常プランに従量課金を組み合わせる方が適しています。プランの詳細や料金は各社で異なるため、自分の利用状況に合わせてプランを選びましょう。
ガラケーでも使える格安SIMはある?
ガラケーでも使える格安SIMは存在します。以下の事業者は、ガラケー向けの格安SIMを提供しています。
- OCNモバイルONE(NTTコミュニケーションズ)
- ガラケープラン(IIJmio)
- 楽天モバイル(一部機種のみ)
ガラケー向け格安SIMには制限もあるので注意しましょう。対応機種が限定されており、3G回線のみの利用となる場合が多いです。将来的にはガラケー対応のサービスが縮小される可能性もあります。ガラケーは格安SIMでも利用できますが、将来的にはスマートフォンへの移行も検討ましょう。
まとめ
格安SIMへ乗り換える際は、電話番号をどうするか考えることが重要です。現在の番号を引き継ぐ場合はMNP転出手続きが必要ですが、新規取得も可能です。電話番号なしでも、VoIPアプリやWi-Fi通話を利用できるので、自分のニーズに合わせて選択してください。
格安SIMでもSMSは利用可能です。一部の事業者ではかけ放題プランも提供されているので、通話機能を頻繁に使う人にも対応しています。ガラケー向けの格安SIMもあるため、スマートフォンに抵抗がある人も安心です。最適な格安SIMプランを選んで、通信費を節約しましょう。