【中古スマホの危険性とは？】購入前に知っておくべき注意点を解説！

中古スマホは新品よりも安く購入できるため魅力的ですが、安全性やリスクが不安な人は多いです。信頼できる販売店から購入し、購入後すぐに初期化やウイルススキャンなどの対応を行いましょう。

この記事では、中古スマホに潜む危険性と、リスクを避けるための方法を詳しく解説します。本記事を読めば、中古スマホを安全に利用するためのポイントがわかり、トラブルを回避できます。

中古スマホに潜む主な危険性

中古スマホに潜む主な危険性は以下のとおりです。

中古スマホのリスクを理解し、適切な対策を取れば多くの危険性を回避できます。正しい知識を持って購入し、安全に中古スマホを利用しましょう。

ネットワーク利用制限のリスク

ネットワーク利用制限は中古スマホを購入するときに注意すべき重要なリスクです。スマホを使用するうえで、ネットワーク利用制限があると大きな支障があります。ネットワーク利用制限が発生する主な理由として、以下のケースが挙げられます。

料金未払いや盗難報告された端末の場合、使用できない可能性が高いです。契約者情報が正しく更新されていない場合も、利用制限がかかります。特定のネットワークバンドに対応していない端末や、通信事業者のブラックリストに登録されている端末も利用を制限されます。

水没のリスク

水没したスマホには多くの危険性があり、以下の問題が発生する可能性があります。

内部に水分が残っていると、電子部品の腐食や故障のリスクが高くなり、長期的な使用で突然故障する可能性があります。水没履歴が隠されている場合もあるので、購入前に十分な確認が必要です。修理や部品交換が必要になる可能性もあり、予期せぬ出費につながります。

水没のリスクを避けるには、信頼できる販売店から購入し、外観や動作状態を事前にチェックすることが大切です。水没のリスクを避けて、より安全に中古スマホを購入したいなら、保証付きの商品を選びましょう。

ウイルスやマルウェアの感染リスク

ウイルスやマルウェアの感染は、中古スマホを購入するときの大きなリスクの一つです。前の所有者の使用状況によっては、スマホに悪意のある以下のプログラムが潜んでいる可能性があります。

悪意のあるプログラムによって、個人情報や金融情報を盗み取られたり、スマホを遠隔操作されたりする危険性があります。不正な広告表示や迷惑なポップアップが頻繁に表示されると、日常的な使用でも動作が重くなり、使いにくいです。

盗難品のリスク

違法に入手された盗難品を購入してしまうリスクがあるため、中古スマホを買うときには十分な注意が必要です。知らずに盗難品を購入すると、以下のさまざまな問題に直面する可能性があります。

購入したスマホが盗難品であった場合、知らずに盗難品の転売に関わることになり、スマホが回収される可能性もあります。盗難品の購入が発覚すると、社会的信用を失う恐れもあるため、慎重な対応が必要です。

中古スマホの危険性を避ける方法

中古スマホの危険性を避けるには、以下の重要な方法があります。

安全に中古スマホを購入するためにも、適切に対応しましょう。

信頼できる販売店から購入する

信頼できる販売店から中古スマホを購入するのが、安全な取引を行うポイントです。大手家電量販店や通信キャリアの認定店を利用すれば、信頼性の高い商品を手に入れられます。以下の点に注意して販売店を選ぶのがおすすめです。

販売店を選ぶときには商品の詳細な説明や写真、カスタマーサポートの評判の良さなどを見ましょう。販売店の営業年数や実績、認証や資格の有無を確認すれば、販売店の信頼性が判断できます。

購入前に外観や動作状態を確認する

中古スマホを購入するときは、外観や動作状態の事前確認が重要です。不具合や問題点を見逃さないために、チェックしておくべきポイントは以下のとおりです。

チェックすべき項目は多いですが、ていねいにチェックすれば、中古スマホの状態を正確に把握できます。

初期化されているか確認する

中古スマホを購入する際は、初期化されているか確認しましょう。前のデータが残っていると、プライバシーやセキュリティの問題があります。設定画面で初期化を行っているか、GoogleアカウントもしくはAppleIDとの連携がないかを確認します。データフォルダの中にアプリやファイルが残っていないか確認しましょう。

バッテリーの劣化をチェックする

中古スマホを購入するときは、バッテリーの劣化をチェックしましょう。劣化したバッテリーは使用時間の短縮や突然のシャットダウンなど、さまざまな問題を引き起こします。バッテリーの劣化をチェックするには、以下の方法があります。

バッテリーの膨張がある場合は、安全に問題があるので使わないでください。バッテリー診断アプリを使用し、専門店でのバッテリー診断を受ければ、より詳細なバッテリーの情報がわかります。安心して使用するために、中古スマホのバッテリー状態を把握して判断しましょう。

購入後にウイルススキャンを行う

購入後のウイルススキャンは、中古スマホを安全に使うための重要なステップです。ウイルス対策ソフトをインストールし、全ファイルのスキャンを実行すれば、潜在的なウイルスを発見し排除できます。ウイルススキャンの手順は以下のとおりです。

スキャン後も継続的なセキュリティ対策が大切です。OSやアプリを最新版に保ち、信頼できないソースからのアプリインストールは避けてください。セキュリティ設定の確認や、不要な機能の無効化も有効な対策です。ウイルス対策は面倒に感じますが、スマホの安全性を高めるために必ず行いましょう。

保証付きの商品を選ぶ

中古スマホ購入時に、保証付きの商品を選ぶとリスクを大幅に軽減できます。信頼できる保証があれば、故障や不具合にも安心して対応できます。保証付きの商品を選ぶときには、以下の点に注意しましょう。

保証を活用するときは、保証内容や条件を事前に詳しく確認し、保証対象外の項目や免責事項を確認するのが大切です。保証を受けるときの手続き方法を、理解しておくのも重要です。保証を適用してもらうには、領収書や保証書が必要なので、保証期間中は大切に保管しておきましょう。

中古スマホを利用するメリット

中古スマホを利用すると、以下のメリットがあります。

コストが安い

中古スマホは新品と比べて大幅に安い価格で購入できるところが、最大のメリットです。中古スマホのコスト面でのメリットは、以下のとおりです。

中古市場の競争により最新機種でも価格が抑えられていて、購入にかかるコストも抑えられます。最新機種への買い替え頻度を下げれば、さらにコストの抑制が可能です。中古スマホの価格の安さは魅力的で、初期費用を抑えられるため、ビジネス用途にもよく利用されます。

ただし、購入するときは安さだけにこだわるのではなく、信頼できる販売店を選ぶなど、一定の注意はしておきましょう。

手軽に機種変更できる

中古スマホを利用すると、手軽に機種変更できるメリットがあり、最新機種を試したり、複数の機種を所有したりできます。長期契約の必要がなく、高額な初期費用がかからないため、短期間での機種変更が可能です。使用感や操作性を実際に体験でき、新機種の発売時にすぐ乗り換えられるのもメリットです。

エコで環境に優しい

中古スマホを利用すると、資源の再利用によってゴミの削減につながり環境に優しいです。以下のメリットがあります。

中古品を選ぶと、製造過程での環境負荷も軽減でき、エネルギー消費を抑え、循環型社会の実現に貢献できます。スマホを購入するときに中古スマホを選ぶのは、地球環境を守るうえで効果的です。

SIMフリー機種が多い

SIMフリー端末が豊富に流通しているのは、中古スマホ市場の大きな特徴です。SIMフリー機種は、さまざまな通信事業者のSIMカードを自由に使用できます。SIMフリー端末には以下のメリットがあります。

MVNOサービスとの相性も良く、格安スマホプランと組み合わせやすいのもSIMフリー端末の魅力です。複数のSIMカードを使い分けられる機種も多いので、ビジネスと私用で別々のSIMを使うといった使い方もできます。中古スマホ市場には、SIMフリー機種が豊富にあるため、通信キャリアをユーザーが自由に選べます。
» SIMフリーとは？自分に合う利用方法や選び方を徹底解説

中古スマホを利用するときの注意点

中古スマホを利用するときの注意点は、以下のとおりです。

中古スマホは他の人が使用したものであるため、新品にはないリスクがあります。

バッテリーが消耗している

バッテリーは長期間使用すると新品時と比べて性能が低下するので、中古スマホは利用するときに注意すべき点です。バッテリーが消耗すると、以下の症状が現れます。

バッテリーの消耗が進むと、発熱が通常より多くなったり、バッテリーが膨張したりして、スマホの使用に支障をきたします。バッテリーが消耗しているスマホを購入すると、すぐにバッテリー交換が必要になる可能性が高いです。

保証やサポートがない場合が多い

中古スマホを購入するとき、保証やサポートがない場合が多い点にも注意が必要です。中古品の特性上、多くの中古スマホには新品のような製品保証がついていません。購入後に故障した場合、修理対応が難しくなる可能性が高いです。

付属品がない場合がある

中古スマホを購入するとき、付属品がそろっていない場合があるので注意が必要です。よく欠品している付属品は、以下のとおりです。

必要な付属品がそろっているかどうかは、購入を決めるときの重要な判断材料の一つになります。付属品が欠品していると、使用開始時に不便を感じる可能性が高いです。欠品している付属品は別途購入もできますが、購入には費用がかかるため、中古スマホのコスト面のメリットが減少します。

中古スマホを選ぶときは、本体の状態だけでなく付属品の有無も、事前に確認しておくと安心です。

機種によって状態にばらつきがある

中古スマホの状態は同じ機種であっても、使用履歴や保管状態によって品質が異なり、個体差が大きくなります。機種ごとのばらつきは、以下の点で見られます。

中古スマホを購入するときには、商品ごとの状態のばらつきを確認するのが、重要なポイントです。性能や状態が自分の希望に合っているか、慎重に見極めてから購入しましょう。

まとめ

中古スマホには危険性とメリットがあります。中古スマホの主な危険性としては、以下の4つです。

しかし、適切な対策を取れば、中古スマホの危険性を最小限に抑えられます。信頼できる販売店から購入し、事前に外観や動作状態の確認をしてください。初期化状態の確認やバッテリー劣化のチェックも忘れずに行いましょう。購入後はウイルススキャンを行い、可能であれば保証付きの商品を選んでおくと安心です。

中古スマホには危険性だけでなく、以下のメリットもあります。

中古であるためバッテリーが消耗していたり、保証がなかったりするなど、注意すべき点も多いです。中古スマホの利用を検討するときは、メリットと危険性を十分に理解し、慎重に自分のニーズに合った選択をすることが大切です。適切な判断と対策を行い、中古スマホを安全かつ有効に活用しましょう。